アルコールと身体

アルコールと身体(からだ) 病院長 森 博昭

   アルコールやお酒、正確にはエタノールですが、これはまさしく薬物それも神経毒といわれるほど、人体にとっては無用の薬物です。
   当然、「ストレスをとる」「よく眠れる」など、利点を強調されますが、何もエタノールが無くても、ストレス、睡眠障害は改善できます。
   当院では、身体合併症の出る前から、内科でもアルコール依存症の方に関わりを持ち、どういう悪影響を人体は受けるのか、そしてアルコール関連疾患がほぼ全臓器に見られること、特に、成長期の小児や、妊娠可能な女性に強い影響をあ耐えることを勉強会で学習します。わずか2週間の連続飲酒でも、脂肪肝が簡単にできてしまうこと、逆に断酒すれば短期間に正常肝に戻ることなどを超音波検査やCTスキャン画像を見ながら学習します。また、食道、胃関連疾患の検査には苦痛のない経鼻内視鏡を導入しています。
   そして、肝アルコール性疾患の最後の姿である、肝硬変、肝臓癌、食道静脈瘤の状態に至った場合、正常肝に戻れなくとも、苦痛がより少なく、病気と付き合っていく方法を共に学んでいます。
   どうぞ、勇気を出して、我々と共に病気であるアルコール依存症に立ち向かいましょう。
   あなたが一人だけで悩む、苦しむ、がんばるのではなく、皆で助け合っていきましょう。
   あなたが勉強会、ミーティングに参加した時にはもう目的の半分は成功したのと同じです。

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